📚 作品ラインナップ (全6巻) 最終更新:2026/02/17
「殺し屋が来て、兄さんを殺してしまったんです」江戸深川の鉄瓶長屋。八百屋の息子が何者かに殺され、住民の信頼篤い差配人が失踪。壺信心にかぶれた三家族がそろって出奔。新しい差配人として、とんでもなく若い男がやって来る。いったい、この長屋には何が起きているのか。本所深川方のぼんくら同心・平四郎が動き出す。長編時代ミステリーの大傑作。
店子の家離れが続く江戸・深川の鉄瓶長屋。同心の平四郎は、八百富の太助殺しから始まった一連の出来事が仕掛けられたものだと気づく。長屋の地主・湊屋総右衛門は店子をひそかに追い出そうとしているのか。平四郎は甥の美少年弓之助と十七年前湊屋で起きた失踪事件にたどり着く。「宮部ワールド」真骨頂!
鉄瓶長屋の事件から一年。お恵と夫婦となり、植木職人に戻った佐吉が人を殺めた疑いで捕らえられた。しかも殺した相手は、18年前に生き別れた実の母、葵だという。「ぼんくら」事件の因縁が新たな火種にとなったのか。佐吉の無実を信じる本所深川方同心、平四郎と甥の超絶美少年、弓之助が真実を探る。
葵の死の背後に見え隠れするのは、鉄瓶長屋の事件からくすぶる大店湊屋のお家事情。平四郎は関わりある者たちの心を丁寧に解きほぐしていく。「わたくしには、今回のことは“通りモノ”の仕業としか考えられないのです」弓之助の推理が過去の嘘と隠し事の目くらましを晴らす。「ぼんくら」事件、感動の大団円!
痒み止めの新薬「王疹膏(おうしんこう)」を売り出していた瓶屋の主人・新兵衛が斬り殺された。本所深川の同心・平四郎は、新米同心・信之輔と調べに乗り出す。「下手人は南辻橋の辻斬りと同一人じゃ」趣味で検分をしているご隠居・源右衛門は、斬り口が身元不明の亡骸と同じだと断言する。両者を繋ぐ “薬”の因縁とは──?
弓之助の謎解きで紐解かれる三つの殺人事件。殺された新兵衛が、隣人に二十年前の罪を打ち明けたことから、新たな災いが生じていた。遺された瓶屋の一人娘・史乃を気にかける信之輔。ついに犯人の隠れ家を見つけた平四郎、政五郎らが集結する。泣いて笑って心癒やされる深川人情ミステリー、堂々の完結編。