📚 作品ラインナップ (全3巻) 最終更新:2026/04/03
「婚約破棄だ、フェアリーっ! お前には、火あぶりすら生ぬるいっ!」魔女の疑いを掛けられてしまった令嬢フェアリーは、第2王子ジャクヒンから婚約破棄を言い渡され、王都にある塔に投獄されてしまう。誰もが、魔女は絶望の淵に突き落とされているだろうと思っていたのだが、彼女は違っていた。「やっと、ひとりになれた……」毒親と妹にひどいいじめを受けていたフェアリーは、牢獄暮らしを喜んでいた。ひとりぼっちを漫喫するフェアリーだったが、親を失った雛鳥を助けたことで、鳥たちから懐かれるようになる。鳥たちが取ってきてくれる木の実や果物で、みすぼらしかった見た目はどんどん健康的になっていく。さらに【氷薔薇の熾天使】と呼ばれるセラフィス公爵の愛鳥を治したことから、見染められ……。ひとりぼっちの魔女と、誰にも心を開かない天使の、不器用な恋の物語が始まる――。
「キミが笑ってくれるなら、僕はこの世界も壊してみせるよ」魔女の疑いをかけられて投獄されたフェアリーだが、セラフィス公爵はフェアリーを救うために危険な任務を引き受ける。死地に赴くセラフィスを前にフェアリーはようやく自分の気持ちに気づく。しかし牢獄の中ではどうすることもできなかった。悲しみにくれるフェアリーの前に、婚約破棄したはずのジャクヒンが現われ「あのキザ男のことなど、この俺様が忘れさせてやる!」と告げる。ジャクヒンは美しく生まれ変わったフェアリーが惜しくなり、力ずくで取り戻そうとするのだったーー。最大の危機を迎えるフェアリー。心を開いた魔女の恋は、成就するのか……!?
魔王の城に囚われてしまったフェアリーだが、持ち前のおせっかいで魔族たちの問題に首を突っ込んでいた。王子であるスノーバードの【魔王族の儀式】にセコンドとして参加したり、魔王のニンジン嫌いを克服させるために奮闘したり、地獄の番犬ケルベロスに襲われることもあったが、彼女はいつも機転で乗り越え、囚われの生活をエンジョイしていた。一方、人間たちはフェアリーを取り戻そうとしていたのだが、フェアリーをさらった魔族たちもまた、彼女に惹かれつつあった。「……フェアリーよ、俺様のために、ポトフを作れ」「やーだね、フェアリーはもう俺のもんだ」「ボクはもっと、強くなる……! 強くなって、フェアリーさんにひとりの男として、認めてもらうんだ!」魔女と呼ばれた少女の恋が、世界の行方を左右する……!彼女が選んだのは人間か、それとも魔族か!?