📚 作品ラインナップ (全5巻) 最終更新:2026/07/28
現代日本を生きたとある青年は、気がつくと自分が愛読していたファンタジー小説『ライナナ国物語』の中に転生し、“悪役侯爵”として名高いアブソリュート・アークであることを知る。初めは大好きな作品への転生に喜んでいたが、いずれ勇者によって倒される運命を思い出したアークは、決められたシナリオを変えるため、最強の「悪」となり自らの未来を切り開くために行動を起こすのだった。
勇者によって討伐される未来を変えるため、悪役貴族としての人生を突き進むアブソリュート・アーク。派閥貴族の子弟であるクリス・ホセから王都での闘技大会開催を聞き、アブソリュートはアーク家として参加することを決める。実はその大会には宿敵である勇者が参戦することが決まっていて、アブソリュートは彼の今の実力を分析するのが目的なのだった。勇者の相手を務めるのはアブソリュートに鍛えられた獣人メイドのウル。果たして勇者の実力とは……?
自らが悪役貴族として転生した小説「ライナナ国物語」。その始まりとなる入学試験をアブソリュート・アークが受ける時が来た。自分自身を鍛えあげ、スキルを磨き、傘下の貴族子弟を味方につけることで、未来の宿敵である勇者との対決に備えるアブソリュートの前に、立ちふさがる存在が現れる。彼女の名は聖女エリザ。勇者を助けて兵士を扇動する、原作で描かれたアブソリュート討伐の陰の立役者だった。
アリシアを救い、勇者を学園から排除することに成功したアブソリュート。だが、勇者アルトを陰から利用していた聖女エリザがアブソリュート抹殺に動き出す。彼女の狙いは野外演習授業に参加するアーク派閥の子弟だった。
野外演習の裏で、アブソリュートは襲撃してきた聖騎士を冷酷に排除する。その圧倒的な実力を前に、聖女エリザは仲間の死にさえ無感動な自分を「理想を演じるだけのアクトレス」と自嘲し、彼への憎悪を募らせていく。一方、アブソリュートは配下となった交渉屋と共に新たな行動を開始。枢機卿の罪をあらわにする闇組織の裏帳簿を奪うべく、冷徹な知略で聖域の暗部を侵食し始める。