📚 作品ラインナップ (全4巻) 最終更新:2026/03/06
「この気持ちも、お嫁に行くまでだ」大正を舞台に描かれる、期限付きの恋愛ごっこの行方は…? 有名な研究者の父を持つすみれは、幼い頃から良家に嫁ぐことだけを教えられて育ってきた。学問には一切触れず、花嫁修業ばかりの毎日。唯一の楽しみは、書斎にこっそり忍び込み男女の恋物語を読むこと。私もいつかこんな恋がしてみたい――いつか、なんて来ないけれど。叶わない憧れを抱きながら過ごしていたある日、書斎で弟の家庭教師・雄一と出会う。初めてすみれ個人の「意思」を尊重してくれる存在に、すみれは心を開いていく中で、つい「恋愛を教えてほしい」と口走ってしまう。箱入り娘の言うこと、と初めは一蹴していた雄一だったが、どこまでも真っ直ぐなすみれに、少しずつ心揺れていき…?
雄一の優しさと柔らかな眼差しを受け、物語の中のものでしかなかった恋心を知ったすみれ。だが、その気持ちを婚約者の実に疑われてしまう。「違うなら“誠意”を見せてくれるよね?」そう笑う実の提案とは…?
すみれは惨めさを感じながら、自分に課せられた“運命”の結婚式を迎える。心を殺す日々を覚悟する一方で、雄一との思い出が頭をよぎるすみれ。皆から盛大に迎えられる中、足がもつれたすみれに手を差し伸べてくれたのは――!?
愛を深める2人の前に現れたのは、雄一の幼馴染・ハル。不遇な生い立ちを語るハルにすみれは寄り添おうとするが、ハルの目的は“雄一を奪い返すこと”だと知り…?「恋を知った先」を描く婚姻譚、ついに完結。