📚 作品ラインナップ (全4巻) 最終更新:2026/07/17
藤波雛子は継母と異母妹に虐げられたことで、感情を封じ「凍てついた令嬢」と呼ばれるようになった伯爵家令嬢。帝国陸軍大佐・梅園陽介との見合い話を叔父から受け、家から逃れるため縁談を承諾する。しかし陽介から結婚を申し込まれ、雛子の心が揺れ始めーー…。結婚を通じ、愛の温もりを知る大正ロマン恋愛譚!
陸軍大佐の梅園陽介は上司である穂波岳の姪にあたる名門・藤波家の長女、雛子と結婚した。迎えた初夜に緊張する陽介は、絹に言われた「奥様に寄り添って」という言葉を思い出し、同じように緊張している雛子に「互いの話をしましょう」と持ち掛けるがーー…。
勉強の成果を試すため、洋服で街へ買い物に出かけた雛子。絹に付き添ってもらいながらではあったものの、きちんと買い物をすることができた。この成功体験からさらにやる気を見せた雛子の前に、帰宅中の陽介が現れる。見慣れない洋服姿の雛子に陽介がかけた言葉は…!?
雛子の元に、夫・陽介への想いを断ち切れずに家出をした令嬢・馬越楓が、暴漢に襲われ入院したと連絡が入る。なぜか自分とだけ話をしたいという楓の指名を受け、雛子は彼女の病室を訪れる。陽介の妻である自分へ嫉妬心を募らせる楓から理不尽な八つ当たりを受けるが、雛子は怯まず「表面だけで他人を判断する方は大嫌い」と毅然と反論する。その真っ直ぐな態度に毒気を抜かれた楓は自身の振る舞いを謝罪し、少し心を開く。そして、犯人について「気になることがある」と事件について語り始めるが……。