ライトノベル
📚 作品ラインナップ (全2巻) 最終更新:2026/03/06
タ~君とは10年来の幼なじみ。気持ちは近づきすぎてて、距離感は見誤りそうもないほどに近くて寄り添っていて、そして変に交わらない、絶妙な幼友達の関係……って、そんなわけあるかぁぁぁぁ~!! 彼の部屋でさりげなく背中を密着させたり、登校時間を合わせて思いがけぬ邂逅を装ったりしてるのに、ずっと一緒だったから感覚が麻痺しちゃって、どんなアプローチも空回り! もうどうすればいいの!? あ、でも、誰にも告られてないって言ってた。ってことは、まだ望みはあるよね? タ~君と、恋人になれるよね……? 白坂陽花梨、16歳……。今さらですが、幼なじみを好きになってしまいました。
家庭の事情で家に帰れず、友達の家を転々としていたあたし、松下絢深が出会ったのは、高校受験に失敗して落ち込んでいる男子。 好きな女子がいる高校に落ちたってだけで、こんなにも本気で後悔するなんて、ほんっとバカバカしい。だから、コイツの純情を汚して憂さ晴らしをしてやろうと思った。なのに、不登校で落ちこぼれのあたしを、コイツはバカバカしいほどにまっすぐ見つめてきて――。 気づいたら、恋に落ちていた。 夕の隣にいたい。離れたくない。ずっと、溶けあっていたい。そんな些細な幸せを願っただけなのに――。そりゃないだろ、神様。 これはあたしの、たった半年の……けれど、一生分の思い出の、話。