📚 作品ラインナップ (全2巻) 最終更新:2026/06/15
彼は、強すぎて失えなかった。失えない自分が許せなかった――。ネイサン・リーは特殊部隊のなかでも、飛び抜けて強い。そんなネイサンが唯一気に食わないクレイ・ウォルマンは理知的で、なにもかもがネイサンと反対だった。ある日、上層部から不可解な命令が下される。突如現れた謎の島へ、秘密裏に上陸をし“調査”をすること。謎の島に関わるうちに、ネイサンたちは上層部への猜疑心を膨らませていく。なんのために戦うのか?島での記憶が、傷ついた心を徐々に蝕んでいく。見えない傷を癒やすかのように、ネイサンはクレイを求めた。苦しみを、痛みを共有できるのは、もうお互いしかいない。まだ失っていない――。だから、まだやれる。謎の島ヒュプノスを巡り、やがて世界が大きく動き始めた。
あの日から2年――。ネイサンは、まだ帰ってこない。クレイは最後のひとりになった。手元にはネイサンからの手紙とキャンディが残されている。クレイは後悔に苛まれていた。ネイサンはなにを伝えたかったのか。あの島は、一体なんなのか。ネイサンは――。ある日、クレイはエバンズから直々にヒュプノス島上陸作戦の指揮を打診される。怪我の後遺症を理由に断ったものの、釈然としない思いは強くなるばかりだった。ダスティを育てながらも、クレイは島について独自に調査を続け、やがてその秘密にたどり着く。自分たちはなんのために戦ってきたのか。それぞれが選択を迫られ、たどり着く先は?最後の作戦が今、始まる――。