📚 作品ラインナップ (全8巻) 最終更新:2026/03/31
「……私、生きてていいんだ」能力値ゼロという身でありながら勇者パーティに選ばれてしまったフラム。唯一持っているのは“反転”というよく分からない能力。案の定、戦闘ではまったく役に立たなかったが、それでもめげず、健気にパーティのためにと働く彼女を、天才として名高い賢者のジーンは疎ましく思い、ことあるごとにいびり続け、ついには強引に奴隷商に売り払ってしまう。その奴隷商会でも虐げられるフラムは、挙げ句余興として凶悪なモンスターの餌食になろうとしていた。だが、装備したが最後身体をドロドロに溶かしてしまう『呪いの大剣』を手にした瞬間、彼女の人生は急激に“反転”する。呪いが祝福へと変わるとき、その絶望は反転する―― 少女と少女が織りなすダークライトファンタジー、ついに登場!!
「人が苦しんでる姿を見て、ゲラゲラ笑ってくれちゃってさあ……そんなクズは、全員死んじゃえばいい」冒険者ギルドを牛耳るデインたちとの諍いは、日に日に過激さを増していた。そんな中、目を包帯で覆った少女――インクと出会う。彼女がデイン一派のゴロツキに襲われていたところをフラムが救ったのだ。その包帯の下の“縫われた両目”に不穏なものを感じつつも、天真爛漫な彼女に心を開いていくフラムとミルキット、そしてエターナ。だがその裏で、崩壊の序曲が今まさに始まろうとしていた――。呪いが祝福へと変わるとき、その絶望は反転する―― 少女と少女が織りなすダークライトファンタジー!!
「覚悟、できてる? できてなくてもやるけどね」フラムの元パーティメンバーであり、今は剣技の師でもあるガディオの前に、死別したはずの妻――ティアが、生前の姿そのままに現れた。それは敵対するオリジン教の螺旋技術研究の一つで「ネクロマンシー」と呼ばれるプロジェクトの成果であった。彼らは自分たちの研究が、大切な人を失った悲しみから人類を解放するためのものだと力説する。その言葉を信じきれないフラムは、自身の目で真実を確かめるために、彼らの研究施設へと乗り込むのだった。
「……あなたも、居場所が無いの?」大好きな仲間であったフラムがパーティからいなくなったことを後悔しつづける勇者キリルは、賢者であるジーンがフラムに行った悪辣な所行、そして螺旋が蠢くマリアの姿を目撃し、絶叫とともに城を抜け出し街へと飛び出した。そして行く当てもなく彷徨った先でミュートと名乗る少女に出会う。その邂逅はさらに悲劇へと物語を加速させる。そして王都は混沌のバースデイを迎えるのであった。
「私が……殺しちゃった……」マザー撃退の後昏睡状態をなったフラムは、あろうことかオリジンに与する聖騎士団に攫われてしまう。オリジン教の本拠地となった巨大空中都市〝東京〟で目覚めたフラムは、今までの自分を無くし前世の人格に成り代わっていた。前世の彼女――フラム・ウォータームーンの持つ記憶、それは世界が変わる前、日本という国でミルキット・ソレイユという少女と共に過ごした崩壊の物語であった。
その日、世界は一変した。教会の闇を払い、願っていた平和な日常がやっと訪れると思っていた矢先、それは起こった。オリジンの大規模な洗脳により、王都中の人々が狂い、周りの人間を殺め、そして自ら死んでいった。まさに阿鼻叫喚の中、フラムもまた脳に直接送り込まれるオリジンの声に正気を保てず、手にした大剣をミルキットに突きつける。「私はずっとご主人様の傍にいますから。たとえ死んでも……ずっと」その声と反転の力により、ギリギリのところで正気を取り戻したフラムは、ミルキットと共に王都脱出を試みるが……。
ミルキットを失った絶望を抱えながら、半ば自暴自棄にオリジンへの復讐を誓うフラム。魔族のネイガスと共に、最高の頭脳を持ちながら、性格は最悪な賢者ジーンの立てた計画にしぶしぶ従い旅路を進めていた。その道中、とある村で友人でありネイガスの想い人でもある少女、セーラと奇跡的な再開を果たすが、彼女の顔に赤い線が走ると、異形の姿へと咲いてしまうのだった――。
ついにオリジンとの決着をつけるときがきた。オリジンへと乗り込むフラムたちに相対するは、かつての仲間――オリジンに操られたガディオ、そして勇者キリル。フラムを突き動かすのは、ミルキットへの愛と、世界を愚弄すオリジンへの怒りだ。幾たびと起こった悲しい出来事。理不尽に翻弄され消えていった人々。その想いを胸にフラムは戦う。そして、限界を超えた戦いの末、命を賭してたどり着いた先でフラムを待ち受けていたのは――。ガールミーツガール×ダークファンタジー、堂々の完結!※本コンテンツには、コミックシーモア限定特典が付与されています